MIT石井裕氏基調講演 『次世代を担う人々へ これからの日本をつくるための提言』

MIT石井教授の講演にいってきました。
http://asaichi.biz/ko/20110518.html
スライドは200枚以上あるらしく、1枚につき10秒程度でどんどんめくっていくスタイル。石井さんが普段ほとんど日本語を話さないということで英語混じりのルー語状態でしたが、かなり分かりやすくガーっと話してくださいました。メッセージはいくつもありましたが…ばらばらと。
「Where are you?」(視座)の話が印象的でした。どこに向かっていくのかをマクロなperspectiveをもってみるのは大事とのこと。技術は1年、ユーザーニーズは10年で変わる。だけど理念は100年以上は変わらなくてすむ。いまはデバイスは本質でなく、情報が本質。昔は孫にライカのカメラをプレゼントしたが、これからは自分のFlickrアカウントをプレゼントする時代がくる。
そして考える道具としてメタファーを使って、新しいperspectiveを得るのが大切、とのこと。連想・隠喩が大事。ここで色々な例が挙げられていましたが、ダジャレ的なものも多かったです。メタファーを使って発想を広げるとともに、言葉遊びや誤読など何でもきっかけにして自由に連想をひろげ発想していくのが武器になるのだと理解しました。
また「独創」の話では、まず本質的な問いを発することが大事とおっしゃっていました。そしてビジョンを描く。編集では独創できない…!独創の燃料(エンジン)は、飢餓感(hunger)とのこと。心のバキュームを作って飢餓感を感じる。飽食の日本ではなかなか得られないが…。もしくは、屈辱。そのために誇り(pride)をもて、とのこと。
また自分の死後の100年後(2200年)の人々に何を残すのかを意識すべき、ともおっしゃっていました。あと「未来はきているが、分散している」(william gibson)の言葉も印象にのこりました。
だだっと思い出し書きしてしまいましたが、以下から録画ustが見れるはず…かと思います。
http://www.ustream.tv/channel/ishii-mit20110518-slide
(とりいそぎメモ的に更新。雑でごめんなさい)