BABY BABY/川島小鳥

BABY BABY

BABY BABY

川島小鳥さんは「BRUTUSの表紙のひとだな」くらいの認識だったのですが、今日ふと本屋で「BABY BABY」を手にとって、ぐっと惹きつけられました。
「BABY BABY」は4年間同じ女の子を撮り続けた写真集。川島小鳥さんのデビュー作で、絶版だったところを学研から復刻されました。
ページをめくっていくと、女の子との微妙な距離感に胸がきゅんとします。この女の子は誰なんだろう、どういう関係なんだろう、彼女なのかな、そうじゃないのかな、彼女は何を考えてるのだろう…というどきどき感。恥ずかしさが入り交じったような距離感と、こちらの思いを確かめるようなモデルの視線が、すごい。
思いきって気持ち悪さ承知で妄想で言うと「ほんとうは好きかもしれないし、相手も好きかもしれない。だけど、手に入れてはいけないし、手に入らないのかも」という感じ。年下の女の子の大事な時間を奪っている罪もあるのかな…
あとがきを読むと、モデルの子からメッセージが。それを読むと、さらに悶えます。

おにいちゃんと出会ったのは、わたしが中学生の頃だったでしょうか。その頃わたしは自分の容姿にまるで自信がなかった。高校生になる頃だったかしら、わたしのこと撮りたいって云ってくれて。とてもびっくりしたのを憶えています。まさかわたしがおにいちゃんのモデルになるなんて。
思い出しても恥ずかしくなるのだけれど、ひょっとしてわたしのことが好きだから?と思っては喜んでみたりもしました。

未来ちゃんのリンクも貼っておきます。

未来ちゃん

未来ちゃん