〈アイデア〉の教科書 電通式ぐるぐる思考/山田壮夫

〈アイデア〉の教科書 電通式ぐるぐる思考

〈アイデア〉の教科書 電通式ぐるぐる思考

ちょうど100ページくらいの小さくて薄いアイデア本。デカルト的なロジカルシンキングでアイデアを考えるには限界がある。東洋医学的に病気の位置は特定しつつも常に全体のなかで考えてぐるぐると思考するべき。ぐるぐる思考の流れは、①感じる(左脳→右脳)②散らかす(右脳→右脳)③発見!(右脳→左脳)④磨く(左脳→左脳)というスパイラル。そして、「目標」と「課題」と「アイデア」の3つをカチリとハメる。このとき目標に対して、「課題」と「アイデア」は同時に決まる。
当たり前のようですが、じつはチームでの実務では忘れていたりするかなと思いました。議論の流れのなかで、つい難しい課題を設定してしまって、それに対して云々とアイデアを一生懸命考えている時間があったり。こうなると、どうしてもどん詰まってしまう。もっと自由にぐるぐると考えて、アイデアと課題を自由に発想したほうがいい、ですね。