Nintendo3DSのCM

任天堂3DSのCMは、3Dの商品でありがちな「画面から絵が飛び出してくる」ような演出をやらずに、嵐が画面を見て驚くリアクションを見せるのみのかたちにしています。反対に、任天堂の商品説明用ビデオ「 Nintendo 3DS Trailer」をみると、画面から飛び出してくる演出を採用しています。
これを見比べると、CM表現の賢さに気が付きます。
3Dの作品で飛び出す演出をするのは、もはやありきたりですよね。いまみると、なんだかけっこうチープな印象。それに対してCMは、誰もがやりたがる表現をあえてやめて、3Dの商品広告としては違和感すら感じるものになっています。さらにいえば、「一体どんなふうに見えるんだろう?」と店頭へ誘引する気持ちも作れていると思います。この広告をさんざん見せられたあとに、満を持して店頭に実機が登場する。すると「嵐がやっていたのはほんとうかな」とみんなが実機を覗き込むでしょう。広告のなかにうまくハテナを作った、「答えを知りたい」という飢餓感をあおるうまい表現戦略だと思います。(若干印象がうすい感じもしますが…)
●E3 2010 Nintendo 3DS Trailer−3DS 最新トレーラー

●嵐のニンテンドー3DS プレイ篇 【arashi CM集】