利己的な遺伝子/リチャード・ドーキンス
- 作者: リチャード・ドーキンス,日高敏隆,岸由二,羽田節子,垂水雄二
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 1991/02/28
- メディア: 単行本
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はじめは苦痛だったのですが、途中から読み物としては面白くなってきます。とくに「攻撃」「遺伝子道」や「ミーム」のあたりは神秘を解き明かしていくような面白みを感じます。そんなわけでいろいろ書けるかなと思ったのですが、松岡正剛さんの「千夜千冊」を読んだら、すっかりおなかいっぱいに…。これをあとがきに載せてほしい。名著ながら、かなり批判的な読みも多いようですね。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1069.html
あまり関係ないですが、この千夜千冊のなかに、こんな一文が。
遺伝子(gene)のスペルにあわせて模倣(ミメーシス)や記憶(メモリー)を“遺伝”しているかと思わせる「ミーム」(meme)というものがありうるのではないかと言い出したのだ。ぼくはさっそくミームを「意伝子」と訳してみたが、ふつうは文化遺伝子だというふうに解釈されている。