立石大河亞個展「音雷韻走査」@山本現代


久しぶりのタイガー立石の展示です。なかなかやってくれないので、待ってました、と言わんばかりな気持ちです。山本現代は小ぶりな会場なので作品数は決して多くはありませんが、かなりぐっとくる作品が多くて良い展示だと思いました。とくに「富士のDNA」はいいですね。タイガー立石と愛犬の自画像が中心に描かれている、めずらしい作品です。彼のポートレートからぱーっと視線が周囲に広がる仕掛けになっています。いろいろ解釈を探しますが、どこにもたどりつけないような不思議な感覚になります。ぼくらの解釈をぐいぐいひきだしておきながら、なんだかそれ自体であそんでもらうような。
ところで山本現代は神楽坂から白金高輪に移転したんですね。間違えて行っちゃいましたよ…神楽坂。駅からもちょっと距離があるので注意してください。