Blur/Tender (しあせな友人に)
先週、ごく親しい友人の結婚式がありました。
実はこの数ヶ月ほど、彼らの披露宴用のビデオ制作の手伝いをしていました。オープニングビデオとプロフィールビデオです。メインで作業してくれた友人がスゴ腕で、けっこう面白いものができました。
とくにプロフィールビデオはお気に入りです。作った自分から見ても、見ていてなんだか暖かな気持ちになります。2人の赤ん坊がすくすく育って、いまの姿にどんどん近づいていく。そして出会って、2人は結婚。たったそれだけなのに、あぁいいヤツだなぁ、いいカップルだなぁとしみじみしてしまいます。
そんなプロフィールビデオのBGMに使われていたのがBlurの"Tender"です。定番すぎる感じもしますが、これが友人のなかなかの良チョイスでした。やわらかくて、愛に包まれていて、何度聴いてもぴったりです。作業中、繰り返しこの曲を聴いていたぼくには、もうすっかり"Tender"は彼らのテーマ曲に思えます。
そんなとき、ふと思ってyoutubeを検索してみました。
するとどうでしょうか。世界中のさまざまな人が歌うラブソングが、なんだか彼らへの祝福の歌に聞こえてきます。
世界にはさまざまなラブソングがあります。美しいものから、ちょっと不器用なものまで。どうやら"Tender"も、1つだけではないようです。
そんな無数の"Tender"だけど、ひとつひとつが唯一で可愛らしく、また代替不可能なものです。ぼくの友人の結婚も、そんな無数の愛のかたちのひとつになって、ぼくにはさんさんと輝いて感じます。
ぼくは歌ってお祝いを伝えることができませんが、幸せになってほしいと心から思っています。
素敵な結婚式でした。お2人、おめでとう。