BOSS 贅沢微糖「市民のぜいたく」篇


伊藤淳史さんが突然「贅沢」なシチュエーションに出くわすシリーズから、大森南朋さんが謎の男として「ぜいたく言うな」と説教するシリーズへ。
伊藤さんの単純な贅沢からちょっと変化球になっていますね。メッセージが深まった気がします。なんでも既視感にあふれてつまらない・面白くないと不満があふれる世の中に、「ぜいたく言うな(≒それこそが贅沢なんだ)」と訴えます。ほんとうは贅沢はいつでもあるのに、それを感じていない。いまの時代、手元にある贅沢を感じられるのはコーヒーを飲んでいるようなときなのかもしれないですね。
で、それをストレートに言うんじゃなくて、横にそらしつつ独り言で話す。分かるひとが分かればいい、決して押し付けるわけではないんだという、いまどきの距離感を保っている居心地の良さも感じます。